2013年11月22日金曜日

ローラーボール(水性ボールペン)の改良について

僕は、万年筆が好きです。
スラスラヌラヌラした書き味が気持ちいいのもありますが、たくさんの文章を書いていると、やはり、万年筆のほうがボールペンやシャープペンシルよりも手が疲れにくいのですね。これは、万年筆のほうが筆圧が低くなるからじゃないかと思います。

ただ、万年筆は、ボールペンなどに比べると手入れや扱いが面倒です。

そういうわけで、最近は、ローラーボール(水性ボールペン)を使っていることが多いです。水性ボールペンは、安くて、万年筆のように面倒がなくて、その上、筆圧が油性ボールペンよりも低くても書きやすく、インクの出方なども万年筆に近いのが嬉しいのです。

ただ、どうしても、水性ボールペンと万年筆の違うのは、ペン先の弾力です。万年筆は、少し強い筆圧をかけると、ペン先がたわむので、構造上、あまり強い筆圧をかけにくいのですが、水性ボールペンだと、ペン先に弾力がないので、僕のような、もともと筆圧の高い書き手は、緊張すると、だんだん筆圧が高くなってくる。
そうすると、手が疲れやすくなってきて、結構しんどいわけです。
特に硬いデスクの上で下敷きなどを使わずに書き物をしていると、もう大変です。手首から手のひらにかけて、あちこちが痛くなってしまいます。

で、常々考えているのですが、水性ボールペンに、少し強めの筆圧がかかると、新がわずかに引っ込むようなバネをつければ、さらに万年筆に近い書き味の安価で実用的なペンができるんじゃないかと思うのです。
ノック式ボールペンのように、芯の後側にバネがついたボールペンはいくつもあります。そういう構造は、作るのはそれほど難しくないように思うのです。

だれか、そういう水性ボールペンを作っていないものか、少し調べてみると、似たようなアイデアは、他の人も考えていたらしく、いくつか、特許や実用新案が出ています。

ボールペンの芯の後ろに、弾力性のある部分をつけることで、下敷きが不要になり、書き味がなめらかになる効果があるというものです。
こちらは、ボールペンの芯に弾力のある部分をつけたものですが、これも、同じ効果を狙ったものです。

ところが、現在のところ、そういう商品は売られていないようなのですね。
アイデアは昔からあるのに、実際の商品としては売られていないというのは、なにか、実際に使ってみると、予想外の面倒な問題があるのかもしれません。

少し余裕ができたら、この、バネ付きボールペン、自分で耕作して作ってみようかと思っています。

それではまた。

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